エンジニア生後4ヶ月 初めてのサーバー監視

睡眠こそが生きがいの私にとって日曜日に早起きをするなど苦しみ以外の何物でもない。

しかもそれが悪夢からの目覚めであればなおさらだ。

起床から13時間経った(鋭いあなたなら言うほどの早起きでもなくねと思うかもしれないがそれは口に出して言ってはいけない。私はロングスリーパーなのだ)今そのほとんどを覚えてはいないが嫁にチョコレートを投げつけられ、機嫌を損ねるという部分だけ妙に記憶に残っている。昨日パスタ店でセットのデザートに食べたチョコレートパフェが強く私の海馬にインプットされたようだ。(本当は私はプリンが食べたかったが、嫁と1つをシェアする都合上、チョコレートパフェを注文した。もちろんそのことを嫁には言えていない。チョコレートパフェも美味しかった。)

こうして書いていると悪夢というのは誇張表現のように思われるかもしれないが、その後見た夢(内容は思い出せない。人間の脳は辛い記憶はなるべくすぐ忘れるようだ。)があまりにもひどく、私の睡眠の満足度を著しく低下させた。

普段夢に気づかないほど起きるまで熟睡することの多い私だが、普段とは異なるイベントがあると大抵久しぶりに気合を入れてセットした目覚ましよりも30分ほど目が覚めてしまうのである。

私の日曜日の朝の爽やかさを台無しにしたものこそ本日初めて任された私が勤める企業のサーバーの監視である。

アクセス数に応じて毎秒変化する数字を見ているのは初めのうちは新鮮で株の値動きを見ているような楽しさがあるが、それも一日中というのは段々と飽きてくるというもので、しまいにはサーバーの負荷が上がっていくのをまるで台風の日に風がどんどん強くなっていくのを楽しむかの如く眺めていた。これもサーバーダウンの恐怖を知らない新米エンジニアの気楽さゆえであることは本人も薄々気がついているが何よりサーバー監視というのはとても愉快とは言えない業務であった。

他のエンジニアはどのように監視をしているのか是非聞いてみたい。

改めて私に文才はない。